【第18回】新人スタッフが本気で選んだ「本当に美しい文字盤の装飾」5選。〜番外編〜
いつも、oomiya仙台店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
皆様、こんにちは!千葉です!
僕は最近、金魚を2匹飼いました。
〜完〜
でもいいんですが、少しだけ聞いて(?)ください。
小学生の頃、金魚掬いで持ち帰ってきた様な懐かしい感覚です。
今回はペットショップにて購入してきましたが、
飼育員のお兄さん曰く、金魚の生涯は一週間が山場との事で、
その一週間を生き抜けば、約10年〜15年も生きるそうです。
1日目、カルキ抜きした水槽に入れて様子を見ていましたが
全く身動きをしなかったので、少しだけ心配ではありました。
翌日、妻がエアーポンプをAmazonでポチっており、
仕事から帰ってきた頃には水槽に入れてくれたおかげで
元気よく泳ぎ回っていた為、安心しました😌
それこそ、子供の頃は今ほどネットがあまり普及しておらず、
正しい飼育方法なども知らなかったのであまり長生きさせてあげる事が
出来ませんでしたが、今は大人の知恵や財力を駆使して長生きさせたいと思います!
今回はいつもの時計紹介とは違い、時計の勉強をする中で
個人的にめちゃくちゃ綺麗だと思った文字盤加工についてご紹介させていただきます!

文字盤装飾の最高峰『グラン・フー・エナメル』文字盤
「グラン・フー・エナメル」が採用された文字盤は美しい乳白色が何百年も維持すると言われております。
非常に手間が掛かる技術が必要で、コストが掛かる為、「BLANCPAIN 」「H,モーザー」「ユリスナルダン」等
一部のブランドのみが採用している加工技術です。傷付きにくく、変色しにくいのが特徴。
またエナメル素材を何層にも重ねる事で変形を防ぐ加工も施されております。
ガラス質のエナメル粉末を文字版に乗せて専用の高炉にて、
800度〜1000度近くの熱で焼成を繰り返し発光させて作り上げます。
温度調整や管理がかなり大変との事です。ちなみに「グラン・フー」は大きな炎の意。
(グランツーリスモみたいな語呂の良さ✌️)

日本が生み出した気品のある漆黒『漆-うるし-』文字盤
「漆」は日本伝統の一つと呼ばれる装飾の1つと呼ばれております。
ウルシの木の樹液から採取された樹液を原料とする塗料。
主に「SEIKO」や「Grand Seiko」が採用。
9000年前(縄文時代初期)から食器や家具に使用する事で、
水や汚れを防ぎ、強度を高める為、古来から採用されてきた漆塗りという技法。
(まさにお吸い物とかお雑煮が入ってるお椀にです✌️)

とにかく作業工程が大変な加工なのでざっくりご紹介いたします!
滑らかな金属板では漆の乗りが悪くなってしまい為、木炭を使って適度に粗く仕上げた後
下塗りをして、高音で焼き付けて二週間かけて研ぎと下塗りを3度繰り返す。
厚みをつけて漆黒を醸し出した後、上塗りや磨き粉を使って表面を滑らかにしつつ
微細な傷を取り除く磨きなどを加えて、最後に特殊な粉をつけた指で
感覚を頼りに表面を整える。呂色仕上げを行う。
非常に加工が多く、手間が掛かるので完成するまで約三週間前後かかるそうです。
【呂色仕上げ】漆を塗り重ねて、専用の炭や研磨剤で表面を平滑にした上で鏡の様な美しい光沢を出す技法。

熟練職人が仕上げるエレガントな伝統装飾『ギョーシェ』文字盤
「ブレゲ」の創業者でもあるアブラアン-ルイ・ブレゲが18世紀に発明した文字盤加工。
本来は光の反射を抑えて、視認性を高める目的で採用されておりましたが
今ではそのエレガントな雰囲気から高級ドレスウォッチの定番スタイルとして採用。
ギョーシェにもいくつか種類がございますので、ご紹介いたします。
「クル・ド・パリ」
フランス語で「パリの爪」
小さな四角状のピラミッドを連続して刻む加工。
光が当たると表情が変わるので、見応えのある文字盤。

「ソレイユ」/「サンバースト」
フランス語では「太陽」英語では「太陽光」ほぼ同義語。
まるで太陽光が放射状に広がっている模様。
「PANERAI」「IWC」「Grand Seiko」「LONGINES」など
多くの時計ブランドに使用されている加工。
見る角度によって、文字盤の色や光り方が異なる。

「バリーコーン」
フランス語で「大麦の粒」「麦の穂」
バーリーコーンを模した凸凹の格子状模様。
文字盤全体に施される事で陰影がくっきりしていて、
サンレイ仕上げにはない奥行きや立体感が生まれる。

他にも、市松模様の格子柄「ダミエ」や波模様の「ヴァーグ」などがございます。
ギョーシェ彫裏と言っても、1パターンではなく様々なモチーフがあるのが特徴です!
まさに宝石のような美しさ『マザーオブパール』文字盤
「マザーオブパール」
白蝶貝や黒蝶貝などの真珠を育てる真珠母貝を美しく加工した宝石の事です。
母貝の内側の炭酸カルシウムを主成分とする真珠層を加工する事で
時計以外にもジュエリーなどにも広く使用されております。
加工が大変で、希少性が高いのでパワーストーンとしても重宝されてきました。
近年はレディースモデルに多く、使用されており、
白蝶貝、黒蝶貝以外にもピンク、ブルー、グリーンなど
カラーバリエーションも増えたので見る角度によって異なる表情をします。

美術品に等しい「クロワゾネ文字盤」文字盤
「クロワゾネ」
日本では「有線七宝」と呼ばれている技法。
高級時計やジュエリーや装飾品に使用されているエナメル技法の一つ。
人の髪の毛よりも細い約0.7mmの金属線を使って、絵柄を作り
その輪郭の中に釉薬を流し込んだ後、約800〜1000℃の高温で
焼き上げる事で陶器のような透明感と艶、質感を生み出す。
高温加熱を繰り返す事で美しい発色となり、傷つきにくく、変化もしにくいのが特徴。
一色ずつ、焼き上げるので大変手間のかかる作業と言われております。
【釉薬】陶器の表面を覆うガラス質のコーティングのこと。

最後に。
最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
今回は番外編として、文字盤の装飾メインでブログを書かせていただきました。
皆様は、どの文字盤がすきですか?僕は個人的に「漆」がかっこいいと思いました😎
上記の画像の6ブランド
「BLANCPAIN」「SEIKO」「Girard-Perregaux」
「PANERAI」「LONGINES」「Grand Seiko」
oomiya仙台店での取り扱いがございますので
ぜひ一度、店頭にてお手にとって頂きたいです!
皆様のご来店、心よりお待ちしております。








