時計業界のパリコレ?ウォッチズ&ワンダーズ2026の見どころを整理しよう!

皆様こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

卒業シーズン真っ只中の3月ですが、時計業界にとっては始まりのシーズンを迎える事前準備で忙しい時期でもあります。
その新シーズンの幕開けを飾るのが【ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026】です。
本日はその魅力と楽しみ方を皆さんへお届けできればと思います。

業界最大級のイベント?

毎年春、スイス・ジュネーブでは時計業界最大級のイベントが開催されます。
それが Watches and Wonders Geneva(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ) です。

世界の主要時計ブランドが一堂に会し、その年の新作モデルを発表するこのイベントは、時計業界にとってまさに“新年度の幕開け”とも言える存在。
各ブランドがこの日に向けて準備してきた新作が一斉に公開され、時計ファンやメディア、販売店関係者の視線が一気にジュネーブへと集まります。

2026年の開催期間は 4月14日から4月20日
例年と同様、前半は業界関係者向け、後半は一般公開日として開催される予定です。

では、このウォッチズ&ワンダーズとはどのようなイベントなのでしょうか。

ウォッチズ&ワンダーズの歴史は?

ウォッチズ&ワンダーズは、高級時計ブランドが新作を発表する世界最大級の時計見本市です。

その前身となるのは、かつてジュネーブで開催されていた
Salon International de la Haute Horlogerie(通称SIHH)です。

主にリシュモングループのブランドを中心に開催されていたこの展示会が、規模を拡大し現在の「ウォッチズ&ワンダーズ」へと発展しました。

イベントの主な目的は大きく3つあります。

  • 新作時計の発表
  • 世界中の販売店との商談
  • メディアによる取材・情報発信

つまりこのイベントは、単なる展示会ではなく
「世界の時計業界の動きが決まる場所」とも言える存在
なのです。

近年では一般公開日も設けられ、時計ファンが直接ブランドブースを訪れたり、新作モデルを実際に見ることができる機会にもなっています。

ウォッチズ&ワンダーズ参加ブランド(グループ別)

時計業界は大きくいくつかの巨大グループによって構成されています。
ウォッチズ&ワンダーズでも、その勢力図がある程度見えてくるのが特徴です。

特に中心となるのが

  • リシュモングループ
  • LVMHグループ
  • 独立ブランド・その他ブランド

です。

以下に主な参加ブランドをまとめました。

グループブランド
リシュモングループカルティエ / IWC / ヴァシュロン・コンスタンタン / パネライ / ジャガー・ルクルト / A.ランゲ&ゾーネ / ピアジェ / ロジェ・デュブイ / ボーム&メルシエ / モンブラン
LVMHグループタグ・ホイヤー / ゼニス / ウブロ / ブルガリ
その他ブランド(独立系・グループ外)ロレックス / チューダー / パテック フィリップ / ショパール / シャネル / エルメス / グランドセイコー / ジラール・ペルゴ / ユリス・ナルダン / パルミジャーニ・フルリエ / オリス / ノルケイン / ブレモン など

リシュモングループがイベントの中心

ウォッチズ&ワンダーズは、前述のとおりもともと
リシュモングループ主導の展示会(SIHH)がルーツです。

そのため現在でも

  • カルティエ
  • IWC
  • ヴァシュロン・コンスタンタン
  • ジャガー・ルクルト

といったブランドがイベントの中核となっています。

一方、ラグジュアリー最大グループであるLVMHからも

  • タグ・ホイヤー
  • ゼニス
  • ウブロ
  • ブルガリ

といったブランドが参加しており、
スポーツウォッチからハイウォッチまで幅広いラインナップを見ることができます。

さらにウォッチズ&ワンダーズでは

  • ロレックス
  • パテック フィリップ

といった完全独立の巨大ブランドも参加。

加えて

  • シャネル
  • エルメス

などのファッションメゾン系ブランドも存在感を見せています

こうした多様なブランドが一堂に集まることこそが、このイベントの最大の魅力とも言えるでしょう。

2026年の見どころは?

2026年のウォッチズ&ワンダーズは、いくつかのポイントで特に注目されています。

①史上最大規模のブランド参加

前述の通り、2026年は参加ブランド数がさらに増加。
トップブランドから独立系ブランドまで、より多様な顔ぶれが集まります。

これは時計業界にとっても大きな意味を持ち、
一つのイベントで業界全体の流れを俯瞰できる場になっています。

②新技術を紹介する「LAB」

近年、ウォッチズ&ワンダーズでは
未来の時計技術を紹介する「LAB」エリアが設けられています。

ここでは

  • 新素材
  • 新しいムーブメント技術
  • 革新的な構造

など、これからの時計作りを左右する技術が紹介されます。

単なる新作発表だけではなく、
時計の未来を体験できる場所として注目されています。

③ジュネーブ全体を巻き込むイベントへ

最近のウォッチズ&ワンダーズは、会場だけにとどまりません。

ジュネーブ市内では

  • 時計関連の展示
  • トークイベント
  • ブランドイベント

などが同時開催され、街全体が時計一色に染まります。

まさに、世界最大の時計ウィークとも言える雰囲気です。

最近は影響力が下がっている?

一方で近年、ウォッチズ&ワンダーズの影響力については様々な意見があります。

その理由のひとつが、
ブランドによる独自イベントの増加です。

SNSやオンライン配信が普及したことで、ブランドは必ずしも展示会に合わせて新作を発表する必要がなくなりました

例えばブランドが

  • 独自イベント
  • オンライン発表
  • SNS発表

などを活用するケースも増えています。

また、
スウォッチグループのブランドが参加していないことも議論の一因とされています。

他の新作発表の機会は?

ウォッチズ&ワンダーズ以外にも、時計ブランドが新作を発表する場は増えています。

代表的なイベントとしては

  • Geneva Watch Days
  • Time to Watches

などがあります。

特に独立系ブランドは、こうしたイベントを活用して新作を発表するケースも多くなっています。

時計業界の発表の場は、一極集中から分散型へと変化しているとも言えるでしょう。

依然としてウォッチズ&ワンダーズが重要視される理由は?

それでもなお、ウォッチズ&ワンダーズは時計業界において特別な存在であり続けています。

その最大の理由は、

世界中のトップブランドが同時に新作を発表する唯一の舞台だからです。

このイベントには

  • メディア
  • 販売店
  • コレクター

など、世界中の時計関係者が集まります。
つまりここは、単なる展示会ではなく
時計業界の“情報の中心地”とも言える場所なのです。

新作のトレンドや技術革新、ブランドの戦略など、
その年の時計業界の流れがここで見えてくることも少なくありません。

まとめ

ウォッチズ&ワンダーズは、単なる時計展示会ではありません。

それは

「世界の時計業界が一年に一度集まる場所」

です。

ブランド、メディア、販売店、そして時計ファン。
あらゆる人々がジュネーブに集まり、新しい時計文化を発信していく舞台。

2026年も、このイベントから
数多くの話題作が生まれることでしょう。

今年の新作時計からも、目が離せません。