【グランドセイコー】紫のニュアンスが美しい – SBGW323 –

こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

9月に入ったとはいえ、まだまだ暑い日が続きますね。そろそろ涼しくなってもいいのではと思います。(笑)

さて、今回はヘリテージコレクションから「SBGW323」をご紹介いたします。是非ご覧ください。

【グランドセイコー】紫のニュアンスが美しい - SBGW323 --Grand Seiko -IMG_0581

9S メカニカル 44GS現代デザイン

ムーブメント:手巻き(9S64)
ケース素材:ステンレススチール
ベルト:ステンレススチール
防水:日常生活用強化防水(10気圧)
サイズ:36.5mm
駆動時間:約72時間(約3日間)持続
精度:日差+10~-1秒
金額:¥770,000-(税込)

「44GS現代デザイン」とは?

まずはデザインの話から。
「SBGW323」は「44GS」は、【グランドセイコー】が掲げるデザイン哲学「グランドセイコースタイル」を初めて完成形として体現したモデル。
光を美しく反射する多面カット、直線的で凛とした造形。
それまでの時計とは一線を画す「日本ならではの美」を詰め込んだものでした。

「SBGW323」は、その44GSのエッセンスを大切にしながら、現代的に解釈して作られています。
つまり「伝統を守りつつ、日常使いにフィットするように進化した44GS」と言えます。

美しすぎる紫の文字盤

この「SBGW323」の最大の見どころは、やはり文字盤!

ベースになっているのは「岩手パターン」。
【グランドセイコー】の製造拠点「グランドセイコースタジオ雫石」から望む岩手山の山肌を、繊細な型落ちで表現しています。
光が差し込むと、文字盤の凹凸が陰影を生み出し、見る角度によって違った表情を見せてくれるんです。

  • 西部の紫桐

さらに色合いは、岩手山の県花「桐」から着想を得ています。
中でも「南部の紫桐」と呼ばれる品種がモチーフ。
淡い紫色の花を咲かせる桐の姿を、そのまま文字盤に閉じ込めたかのようなカラーリングです。

紫といっても派手な印象ではなく、むしろ柔らかく上品な印象。白文字盤ほど無機質ではなく、ブルーほど冷たくもない。
「中間のニュアンスカラー」が絶妙で、ビジネスでも休日でも合わせやすいです。

今の時代に良いサイズ

「SBGW323」のケース径は、36.5mm
今や40mm前後が標準になりつつある中で、あえて小ぶりなサイズ。

実際に腕に乗せると「お!ちょうどいい~」と思わせてくれます。
小さいのに頼りなさはなく、むしろ引き締まった印象。
厚みも抑えられているので、シャツの袖口にもスッと収まります。

そしてブレスレットタイプなので日常使いのしやすさも抜群。
サイズ感と装着感、このバランスが絶妙なんです。

手巻きムーブメント「キャリバー9S64」

中身は手巻きのキャリバー9S64
最大72時間、つまり約3日間のパワーリザーブを持っています。
ゼンマイがほどける力が緩やかに落ちていくため、安定した精度を維持できるのも特徴です。

また、ムーブメントの造形美もポイントです。
輪列受けを一体化し、しっかりとムーブメントを覆うことで、安心感のある設計に仕上がっています。裏蓋から覗く姿も時計好きにはたまらない要素です。

まとめ

グランドセイコーヘリテージコレクション「SBGW323」は、

・44GS現代デザインを受け継ぐ造形
・岩手山パターン×南部の紫桐のダイヤル
・手巻きムーブメント9S64の魅力
・スーツにもカジュアルにも合わせられる万能性

これらを兼ね備えた、非常に完成度の高いモデルです。淡い紫がほんのり香るような上品さを腕元に添えてくれる1本です。

是非、店頭にてご覧ください。

投稿者:龍野