皆さまこんにちは。いつもoomiya心斎橋店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、時計好きなら一度は憧れる機構「トゥールビヨン」についてご紹介いたします。
トゥールビヨンはただの複雑機構ではなく、機械式時計が持つ“精度への挑戦”と“職人の情熱”が詰まった象徴です。単なる高級時計以上に“時計文化を体感できる特別な1本”でもあります。

トゥールビヨンとは？

フランス語で「渦」を意味するトゥールビヨンは、1801年、天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲによって発明され、重力による姿勢差での精度誤差を軽減するために生まれました。現代では機能面以上に「最高峰の時計技術の象徴」として、芸術的、歴史的、ロマン的要素から憧れの機構として存在しています。

卓越した職人技

トゥールビヨンはその構造上、キャリッジ自体が重たく、精度を安定させるのが非常に難しい機構です。ほんのわずかなズレでも誤差につながるため、超絶なバランス感覚が求められます。さらに、精度と美しさを両立させるためには緻密な手作業が欠かせません。
わずか数ミリの中に数十点のパーツを組み込み、浮遊するように回転させる姿は、まさに「芸術品」。性能が飛躍的に向上した現代の腕時計においても、トゥールビヨンは“ブランドの技術力を見せる最高峰の一本”であり続けています。文字盤の開口部から、ゆっくりと回転するキャリッジを眺めることで、機械式時計のロマンを深く感じていただけるはずです。

ステータスの証

トゥールビヨン搭載モデルは、各ブランドのフラッグシップとして展開されることが多く、製造数も非常に限られています。つまり、お選びいただいたその一本は、世界に数えるほどしか存在しない「選ばれし最高峰の時計」ということとなります。
身に着けた瞬間から、ただの高級時計以上の価値を感じていただけるはずです。

店頭で手に取ってご覧いただけます