【ジラール・ぺルゴ】宙に浮いているかのようなデザイン「フリーブリッジ」の魅力をご紹介。
皆様こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
本日は【ジラール・ぺルゴ】から「フリーブリッジ」をご紹介いたします。

フリーブリッジ
品番:82000-11-631-FA6A
価格:\3,036,000-(税込)
ムーブメント:自動巻き(自社製キャリバーGP01800-1170)
ケース素材:ステンレススティール
ベルト:ラバーストラップ
防水:30m防水
ケースサイズ:44mm
その他特徴:パワーリザーブ54時間
ムーブメントを見て楽しめる
まるで宙に浮いているかのような構造は「フリーブリッジ」独自のムーブメントの組立が可能にさせています。
通常、ムーブメントはブリッジによって支えられていますが、この「フリーブリッジ」構造では、ケースの裏側にムーブメントを支える伝統的なブリッジがありません。ムーブメントがより鮮明に、そして美しく視覚的に表現され、時計の裏側も含めて贅沢な美しさが楽しめるデザインになっています。この設計により、時計の動力源であるムーブメントそのものが芸術品として強調され、「フリーブリッジ」の魅力を最大限に引き出すことができています。【ジラール・ぺルゴ】の精密な技術と革新性が、この構造を実現しているのです。


また、表から見たときに12時位置が香箱、中心あたりが輪列、6時位置がテンプと大きく3つに分かれていますよね。ぜひお手に取ってリューズを巻いてみていただきたいです。12時位置の香箱からゼンマイが巻かれていくのが見え、次に輪列が動き出し、そしてテンプに伝わります。この順番に動いていくところを見ると、歯車がちゃんと繋がっているんだなと実感できます。(笑)
デザイン
この時計の第一印象ってなんでしょうか。
私は初めて見たときは「なにこの時計」でした。(笑)
もちろん悪い意味で思ったつもりはなく、今まで見たことのないデザインとトゥールビヨンに間違えてしまうほど、テンプが浮いているように見えました。おそらく私と同じように思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スケルトンのようなデザインでもなく、でも時計の内部がもろに見えている、そしてトゥールビヨンかと思えばそうではないなんて「なにこの時計」って思いませんか?(笑)

先程もお伝えしたように12時位置がゼンマイ、中心部分に輪列、6時位置にテンプと順番にセットされているのがわかるかと思います。通常だとこのパーツは全て裏側から見えるもので、ゼンマイと輪列に関しては見えないことの方が多いです。リューズで巻き上げをしていくと12時位置に見えるゼンマイがだんだんと巻かれていくのがわかります。自動巻き付きではありますが、せっかくなら見ながら巻きたくなりますよね。ゼンマイが巻かれていくと次の輪列が動き出すのが見えます。見えるといってもよく見ないとわかりませんが、そして最後のテンプに伝わり時間を刻んでいきます。時計の構造としては当たり前のことですが、この当たり前を見れることはなかなかないと思います。



インデックスや「GP」マークも浮いているように見えます。というか、浮いています。
決してシンプルで見やすいデザインというわけではありませんので、インデックスが浮いているようになっているおかげで視認性が劣ることなく、時刻をしっかり確認することが可能です。また、秒針もないですがテンプがあるおかげで1分経たないと動いているかわからないという状態にもならないので、意外と使いやすいんです。
着用イメージ
ケースサイズは44ミリと少し大きく感じる方もいらっしゃると思います。
スーツで着れるのか?私服の方がいいのか?
男性スタッフに協力してもらったので、ぜひ写真を参考にしてみてください。




いかがでしょうか。
私的にはどちらにも相性抜群だと思います!
大きくてデザインが少し特徴的だと使いにくそうなイメージがあるかと思いますが、特にギラギラしているわけではなく、ブリッジやプレートなども全て黒を基調としているので派手で目立つというほどではありません。
先日ご紹介した「1966」に続いて、「フリーブリッジ」は知らない方は少ないかと思いますが、まじまじと見たことあるって方は多くはないと思います。ぜひこのブログをきっかけに実機を見てみたいと思った方はお気軽にご来店ください!
投稿者:青木