【あなたはどっち派?】便利性が高いスマートウォッチではなく、お金も手間もかかる機械式時計を選ぶ理由。

こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

皆様スマートウォッチはお持ちですか?
使ったことはありますか?
私も大学生の頃、友達みんながアップルウォッチをしているのに憧れて買ったことがあります。
携帯の通知が連動してお知らせしてくれるのがとても便利でした。

そこで今回はタイトルの通り、なぜ便利なアップルウォッチやスマートウォッチではなくお金も手間もかかる機械式時計を選ぶのか、お伝えしたいと思います。

2017年にアップルウォッチの販売数がロレックスの販売数を超えたと時計業界では話題になっていましたね。
私はまだアップルウォッチも機械式時計の存在すら知らなかった年頃でした。
oomiya京都店で時計の販売員になって約5年が経とうとしていますが、今までの経験上も踏まえて、完全独断になりますがぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

スマートウォッチとは?

アップルウォッチなどのスマートウォッチとは、私はもう一つの携帯だと思っています。
電話やメッセージが可能でさらには心拍数や歩数計もついて、健康器具としても使っている方も多いかと思います。
一言でいうと「便利アイテム」ですね。
ただ最近はそんなスマートウォッチも便利だけではなくなってきていると感じます。
アップルウォッチで言えば、グレードによって機能や価格が変わるのと、アップルウォッチエルメスなど高いもので50万円ほどします。
私が購入したときは当時の一番下のグレードで5万円ほどでした。
職業柄、生活において必需品になる方もいるんではないでしょうか。

機械式腕時計がおすすめな理由

立場上私は機械式時計をおすすめしますが、個人的であってもスマートウォッチか機械式時計を買うってなっても間違いなく機械式時計を選びます。
いやそらそう言うしかないやん!って思われるかもしれませんが、機械式時計を知ってしまった今はそれしか選べません!(笑)

私が個人的に機械式時計を選ぶ理由が、もしかしたら経験されている方にも共感していただけるのではないかと思います。

①ブランドそれぞれに歴史的背景がある
入社したときに「機械式時計とは何か」というところから始まったのですが、そこで私が面白いと思ったのは各ブランドに歴史があって、登場人物がいて、、、って、歴史の授業みたいだと思いました。

②半永久的に使える
良い物、高い物を買っても10年もせずに使えなくなってしまうのは悲しくないですか?
機械式時計は定期メンテナンスをしっかりしていれば自分だけではなく、お子さんや友人に譲ることもできるので、良い物を長くお使いいただけます。

③満足度が高い
買った瞬間というのはどちらであっても満足すると思います。
その瞬間は非常に重要ですが、機械式時計は買ってからしばらく経ってもそのときそのときで満足感を味わえるものだと私は思っています。

ブランドそれぞれにある歴史的背景

時計としての歴史は紀元前200年頃から始まったとされています。
私たちは当たり前のように何時何分何秒と時刻を確認していますが、当時は時間というものがなく「日時計」と言われる太陽の動きで影を作り、その影を追うことで時を計る工夫をされていました。しかしその日時計は太陽が出ているときにしか使えないので、次に「水時計」というものが登場し「日時計」の欠点を解消しました。さらには人類の知恵から「砂時計」「ランプ式時計」「ろうそく時計」などさまざまな時を計る道具が誕生しました。
1300年から1675年頃にそれまで時を計る道具だったものが飛躍的に進化し「機械式時計」が発明されました。
誰の手でいつ頃発明されたかは諸説ありますが、1336年頃にイタリアのミラノにある宮殿礼拝堂の外壁に取り付けられたのが最初と言われています。

当時の時計というのは私たちが想像しているよりもはるかに大きいものでしたが、1675年頃から機械式時計の小型化がさらに進み、ファッションとして身につけられる「懐中時計」へと発展していきます。懐中時計はポケットに入れて持ち歩くのが一般的で、まだ腕に着けるという発想はほとんど存在しませんでした。
最初の腕時計は19世紀初頭に登場し、女性向けの装飾品として作られました。1806年にはナポレオン皇帝が皇妃ジョセフィーヌのために、パリの時計宝飾師に腕時計を制作させた記録があります。この時期の腕時計は小型で視認性が低く、精度も懐中時計に劣ったため、実用性よりも装飾性が重視されていました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、戦争の進化により腕時計の実用性が注目されます。
特に第一次世界大戦では、兵士が両手を自由に使いながら正確に時刻を確認する必要があり、腕時計の利便性が認識されました。ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世は1880年頃、海軍将校用に初めて量産された腕時計をジラール・ペルゴー社に発注しています。さらに、第二次ボーア戦争や第一次世界大戦を通じて、軍用時計としての需要が拡大し、腕時計は男性にも広く受け入れられるようになりました。

重要なのはここからです!
初めは商品として販売したのではなく、国の王様などの裕福なお偉いさんや軍用として提供していたということです。
もちろん初めから販売する商品としてスタートしたブランドもありますが、実はそうではなかったと聞くとロマンを感じませんか?
どのブランドも似たようなデザインがあったりなかったりしますが、「なぜこのようなデザインになったのか」これを知れば時計の選び方が変わります。

半永久的に使える

私が大学生の頃に買ったアップルウォッチは1年も使っていません。
なぜかというと、バッテリーの消耗が想像よりも早かったからです。
携帯と同様、充電がなくなったら全く使えなくなってしまうので、毎日夜に充電していましたが、最後のほうは1日持たずに充電が切れてしまって、ただ着けているだけになっていました。もちろんグレードによって充電の持ちは変わってくると思うので、全部がそうと言いたいわけではありません。そして機械式時計も同じく、駆動時間がモデルによって違い、長いもので8日間などありますが、短いもので48時間ほどです。

機械式時計は充電の持ちがいいんです!と伝えたいわけではなく、1日動き続けるかどうかではなく、何年持ち続けられるかということを伝えたいんです!

これは人によって違うと思うので、あくまで私個人の考えですが、、、
結果として1年も使わなくなったものに5万円と自分が生きている年数分、さらには自分が使った後に誰かに譲ったその先も使えるものに数十万、数百万は決して高くないと思っています。

機械式時計は定期的にオーバーホールというメンテナンスが必要になります。
購入して3年から5年の周期に一度、メーカーに預けて異常がないか、故障がないか、チェックを行い、中身の機械、歯車を分解して綺麗になるよう洗浄を行います。こうすることによってまた次のメンテナンスまでしっかり動き続けてくれるんです。

満足度が高い

お買い物で一番テンションが上がるときって買った瞬間ですよね。
私もそれがストレス発散になってしまっているので、気をつけています。(笑)
その買ったものを初めて使うときも、またテンションが上がりませんか?
初めて使うときって買ったときのように嬉しくなりますよね。
これらの満足感はどんなものを手にしても得られるものだと思います。

でも時計はそこで終わりません!
これは私も経験しており、今でもあるのですが、それは褒められることです。
私は2年前に初めて自分で時計を買ったのですが、いまだに私の時計に気づいてくださった方は「いいの着けてるね」って褒めてくれます。これは時計を持っている方にしかわからないかもしれませんが、「いいの着けてるね」「ありがとうございます」で終わらなくないですか?
褒められたことだけでも十分嬉しいのですが、買ったときのことをつい話したくなりませんか?(笑)
私は毎回買ったときのこと、なんでこれを選んだのか、ついつい話してしまうのですが、その後に言ってもらえるのが「いい選択をしたね」なんです。自分が身につけているものだけではなく、それを選択したことまでも褒められるので、その瞬間に「これにしてよかった」と改めて満足します。

機械式時計を選ぶときはただただ好きなデザインを選ぶ、値段だけで決めるというのは勿体ないと思います。
このブランドの歴史が好き、こういった理由のあるこのデザインが好き、という風に必然的に選んでしまうと思います。
だからこそ、機械式時計は満足感が高いんです!

だから私は機械式時計をおすすめします。

機械式時計は一生モノになります。
1つのものを長く、そして大事に使う。
それを叶えられるのは機械式時計だと私は思っています!

機械式時計はスマートウォッチのように決して便利なものではありません。
故障するリスクもあり、お店に行かないといけない手間、修理を預けている期間、修理、定期メンテナンスでかかるお金。
手間もお金も圧倒的に機械式時計の方がかかってしまいますが、経験してみないとわからない満足感があると思っています。

また、時計を選ぶ際は実際に手に取って、腕に乗せないとわかりません。
少しでも気になるブランド、モデルがあれば一度お手に取ってみてください。
皆様のご来店心よりお待ちしております。

投稿者:青木