W&W2025 IWC 新作「インヂュニア・パーペチュアル・カレンダー 41」ジェラルド・ジェンタとクルト・クラウスが時を超えたコラボレーション
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W&W2025年新作モデルが各ブランドから発表されましたね。
IWCからも新たなケースサイズの「インジュニア」も発表され話題となっております。
「インジュニア・オートマティック 35」のブログはこちらからご覧ください。
今回は、IWCの伝統と技術力が結晶した最新モデル、「インヂュニア・パーペチュアル・カレンダー 41」をご紹介いたします。
インヂュニアシリーズの永久カレンダー機構搭載モデルはスポーティなシリーズに適した工夫がされた完成度の高いモデルです。
インヂュニアシリーズ初の永久カレンダー搭載モデル
IWC「インヂュニア・パーペチュアル・カレンダー 41」(品番:IW344903)商品スペック

IWC アイ・ダブリュー・シー
インヂュニア・パーペチュアル・カレンダー 41
品番:IW344903
ムーブメント:自動巻き(82600キャリバー)
パワーリザーブ:約60時間
ケース素材:ステンレススティール
ベルト素材:ステンレススティール
ケースサイズ:41.6mm
ケース厚み:13.3mm
防水:10気圧防水
価格:¥5,625,400-(税込)
IWCといえば、実用性と機械美を兼ね備えたタイムピースで知られていますが、中でも「インヂュニア」シリーズは、その名の通り“技術者(Ingenieur)”のために設計されたプロフェッショナル仕様のコレクション。
そして本作は、このインヂュニアシリーズとして初めて永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)を搭載した記念すべきモデルです。

IWCにとって永久カレンダーは非常に得意分野で今までにも様々なシリーズで発売、そして実績を積み重ねています。その立役者はIWCにとって欠かせない人物であるクルト・クラウス氏。
そして数々の時計ブランドで有名なアイコンモデルをデザインし、IWCでもインヂュニアを生み出したジェラルド・ジェンタ氏。
時を超えたコラボレーションともいえる最高傑作モデルです。
永久カレンダーとは?

腕時計の複雑機構の中でも、特に高い技術を要する「パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)」
これは、日付・曜日・月・うるう年を自動で判別し、2100年まで調整不要という驚異的な機能を持っています。
一般的なカレンダー機能では、2月や30日で終わる月には手動で日付を修正する必要がありますが、永久カレンダーはそれらをすべて自動で処理。
とりわけIWCの永久カレンダーは、独自開発のメカニズムにより、リューズだけで簡単にすべての表示を一括操作できるのも特長です。
ムーブメント「82650 キャリバー」搭載

本モデルに搭載されているのは、IWC自社製ムーブメント「82650 キャリバー」
永久カレンダー機構を搭載した自動巻きムーブメントでパワーリザーブは約60時間。
7日間パワーリザーブの「52000番台」などと同じく、高効率かつ耐久性に優れたペラトン式自動巻きを採用しています。
僅か直径41mmのケースサイズに非常に複雑な機構を搭載しつつも厚みも13.3mmに抑えられております。
防水性能は10気圧と非常にに高いスペックを誇りつつ、裏蓋にはサファイアクリスタルガラスを採用しており、シースルーバックなのでムーブメントの鑑賞も可能。

秒針をなくすことで薄さを追求。快適な装着感を実現

文字盤は現在発売されているインヂュニア・オートマティック同様に細かなグリッドパターンを組み合わせた立体的で奥行きのある文字盤に永久カレンダーの各機能を表示するために3つのサブダイヤルが備えられており、今までの3針モデルと比較してもスポーティな印象を感じます。
3時位置のサブダイヤルでは日付を表示。
6時位置のサブダイヤルは月の満ち欠けと月を表します。
ムーンフェイズ表示は577.5年に1日分の誤差しか生じない高い精度を誇ります。
そして9時位置のサブダイヤルでは曜日とうるう年かどうかを確認できます。
9時位置のサブダイヤルの中の“1”と表示されているのが翌年には“2”、そしてまた次の年では“3”そして4年に一度の閏年には“L”と表示されます。
※リープイヤー(leap year)とは、英語で「うるう年」を意味する言葉です。

2100年までの閏年もプログラミングされている非常に正確な複雑機構を搭載しつつもケースの厚みは僅か13.3mm。
本来であれば文字盤の中心から秒針が備えられるムーブメントを搭載していますが、ケース厚みを抑える為に秒針を配さない工夫が施されています。
ケースからブレスレットの繋ぎ目も沿うように設計されており、ブレスレットの厚みもケースと計算され最適な装着感を実現させています。
従来のブレスレット同様、工具が付属されていますのでご自身でもサイズ調整が簡単におこなえるモデルです。
まとめとポイント
永久カレンダーという複雑機構を、41mmのコンパクトなケースに納め、さらに日常使いに適したデザインに昇華させた「インヂュニア・パーペチュアル・カレンダー 41」。
決して安くはないモデルですが、正確で、煩わしい操作もなく、しかも防水機能まである永久カレンダーは
あらゆるシーンで活躍できます。
IWCの時計作りの真髄が凝縮された1本と言えるのではないかといえるモデルです。
W&W2025 各ブランド新作情報
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