チューダーの一部モデルでよく聞くマスター クロノメーター認定とは?
皆様こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠に有難うございます。
本日はチューダーのモデル紹介でも耳にする「マスター クロノメーター」についてご紹介させていただきます。
マスター クロノメーターとは?
まずは「マスター クロノメーター」とは簡単に言うと、日常生活で着用することを想定し、非常に高い性能を持った時計であり、性能を計測するだけでなく、1万5000ガウスの磁場の中でも正常に機能することを保証するものです。
1万5000ガウスと言われてもピンとこないこともありますが、実際は病院にあるMRI検査中に発生する磁場と同じになります。
ご経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、検査を受ける前は必ず貴金属は外してくださいと言われますよね?
そのまま中に入ってしまうと故障するリスクが非常に高い為です。
そのような環境下にも耐えられる時計の証明としてマスター クロノメーターが存在します。

ブラックベイ 58 GMT
品番: M7939G1A0NRU-0001
価格:¥671,000-(税込)

ブラックベイ
品番:M7941A1A0NU-0003
価格:¥664,400-(税込)

ブラックベイ
品番:M7941A1A0RU-0003
価格:¥664,400-(税込)

ブラックベイ セラミック
品番: M79210CNU-0001
価格:¥746,900-(税込)
上の画像のモデルのように、ここ最近ではチューダーの新作モデルでこのマスター クロノメーター認定モデルが多く誕生してます。
チューダー初のマスター クロノメーター認定モデルのブラックベイ セラミックやブラックベイ58 GMTなどが挙げられます。
この認定を受ける為には、非常に過酷な検査を経て合格ラインに達したものだけが認定を受ける形になります。
どんな検査方法なのか?
マスター クロノメーターは下記2つの条件をクリアして初めて検査を受けることができます。
・スイスメイドであること
・COSC(クロノメーター)認定のムーブメントを搭載していること
この2つの条件をクリアできた時計のみがマスター クロノメーターの検査に進むことが出来ます。
よく勘違いされてしまうクロノメーターとマスター クロノメーターの違いになりますが、クロノメーターはムーブメントの精度認定、マスター クロノメーターはムーブメントを搭載した完成品を検査するものです。
では、チューダーがマスター クロノメーター認定を受ける為に行う検査内容はどのような試験内容なのかを下記にまとめています。
・2つの異なる温度下での精度テスト
・6つの姿勢差での精度テスト
・2つのパワーリザーブ(100%・33%)残量での精度テスト
・15,000ガウスの磁場環境での動作・精度テスト
・200m防水テスト
・65時間or70時間のパワーリザーブ
1つ1つの基準が非常に厳しいものであり、ケーシングされた状態での精度が±0~+5秒でなくてはなりません。
ちなみにCOSC(クロノメーター)の場合は⁻4秒~+6秒、チューダー独自の精度基準は⁻2秒~+4秒で、この2つも厳しい検査・基準で行われていますが、それ以上に基準の高い検査となり、上記のような検査を10日間にわたって行われます。
ル・ロックルのマニュファクチュール

このマスター クロノメーターの検査はどこで行われているのか疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
マスター クロノメーター認定を受けているブランドはチューダー以外ではオメガのみです。
オメガはスイス連邦計量認定局『METAS』と呼ばれる公的機関に検査を依頼しています。
チューダーに関しては、スイスのル・ロックルと呼ばれる場所にある工場内に検査機器を備えており、検査官もその中に常駐している為、スムーズに検査を行うことが可能になります。
最後に
厳しい検査をクリアした時計が皆様の手元に届きます。
長く安心して使用していただくにあたって、これ以上ない安心感のある時計にもなりますし、それだけでなくチューダーウォッチはデザイン性も優れており、非常に注目を集めているブランドです。
是非、このような魅力の詰まったチューダーウォッチを店頭でご覧になってみてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。