グランドセイコーが新たに生み出した精度世界一のゼンマイ時計「U.F.A.」

GrandSeikoが特許を取得しているゼンマイで発電してクオーツで時計を制御する「スプリングドライブ」から更に精度を上げた新商品SLGB003が発売されました。その名もU.F.A.(Ultra Fine Accuracy)直訳すると
ULTRA　　　極端な
FINE 　　　優れた
ACCURACY　正確さ
つまり超高精度という時計を発表しました。

スプリングドライブ U.F.A.の精度

今回発表されたU.F.A.の一番話題となっている時計の精度ですがなんと年差±20秒！
単純計算で１カ月で誤差が２秒以内というとんでもない精度なのです。
Ultra Fine Accuracyの名の通り従来の月差表記から年差表記へと進化を遂げ、日本の正確な交通機関を利用するのも安心して時間の確認が出来るレベルとなっています。
シースルーバックとなっていますがしっかり10気圧防水あり雨や汗はもちろん手洗い時にわざわざ外さなくてもご使用いただけますし汚れが付いても軽い水洗いなども行えるので衛生面的にもとても良いです！

スプリングドライブ初の37mmケースへの挑戦

今回のU.F.A.はスプリングドライブ初となる37mmケースとなっています。
今までグランドセイコーはクォーツ、メカニカルでは37mmケースの展開があったのですがスプリングドライブでは作れていませんでした。それほどスプリングドライブを小さくすることは難しく待望の小型化だったのです。
小型化にあたり、まず機械内部の配置を全てやり直しゼンマイを収納する香箱のサイズを徹底的に調整して最小化しました。その結果正円ではなく青いマーカーの部分が少しはみ出てしまったのです。
パワーリザーブは72時間(3日間)あり、72時間よりも短くすれば納まったかもしれないのですが３日間というポイントを妥協することなく、はみ出てしまった部分はケースの内側を削って納めるというマニュファクチュールだからこそできる方法で解決したのです。

装着感を追求したエボリューション９スタイル

グランドセイコーが腕時計としての使いやすさや美しさを追求した結果編み出されたデザイン文法を「エボリューション9スタイル」といい、その代表的なデザイン特徴を２点紹介します。
まず１点はケースの重心位置を下げて手首の上にしっかりと安定させることです。

見ていただければ分かるように左のエボリューション9スタイルは右のモデルに対して裏蓋が薄くリューズの位置が時計の厚みに対して下にあるのが分かるかと思います。

２点目はベルトの幅を広くしています。
ベルトの幅が細くなればなるほど時計のケースを支える力が弱くなりぐらつきの原因となります。
これは車で表現すると分かりやすいと思うのですがF1の車は限りなく車体を低く、タイヤを太くすることでスピードや遠心力に対して車体が安定させることができます。
４ＷＤのように車体の高い車はスピードを出したりカーブを曲がったりする際に車体が左右に振られてしまいます。
これは腕の上でも同じことで、手首に重心が近くベルトの幅があると安定感が増すのです。

工具無しで微調整可能な中留

腕時計はベルトの中留の部分に長さを微調整することができる機能が付いていることが多いのですが従来は工具を使って調整をしないといけない仕組みとなっていました。ですが今回のSLGB003は工具は必要ありません。
ベルトを90度に立てて押し込みながらずらすことで２mmの3段階、最大6mmの調整が簡単にご自身で行っていただけます。
朝むくんできつい時は緩めたり、夕方以降緩んできた時は詰めたりと、その時々でぴったりに簡単に調整できます。

年差±20秒の超高性能時計をブライトチタン製で軽くエボリューション9スタイルの極上の着け心地をいつでも最高の状態で感じていただける工具の必要がない微調整機能付きのSLGB003を体感しに来てください。