引き算の美学とは?永久定番と名高いIWC「ポルトギーゼ・オートマティック 40」
いつもoomiya仙台店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回ご紹介するのは、永久定番、不屈の名作と名高い1本をご紹介致します!!
それでは張り切っていきましょう!!やる気がーーーーーーーーーーーー出ますっ!!!
不屈の名作はポルトガル商人から始まった。不屈の名作の誕生秘話とは?
不屈の名作として名高いIWCポルトギーゼが誕生したのは1939年。遡る事、今から87年前も昔の事です。
名作モデルの誕生は元々はポルトガル人の商人が「マリンクロノメーターと同程度の精度の時計を作ってほしい」とIWCに依頼をしたことが始まりとされております。
ここでよく聞かれる「マリンクロノメーター」とは船の位置情報を把握するために必要な極めて正確な航海用時計の事で、海上での揺れなどによる姿勢差や湿気、温度差に影響を受けない最高精度の時計を指します。
下記の画像が※マリンクロノメーターです。

この世界最高精度レベルの時計を作ってほしいという依頼に対し、IWCはより正確な時計を作る為に懐中時計用のムーブメントを腕時計に転用する選択をしました。

※1939年当時のIWC「ポルトギーゼ」
結果としてポルトギーゼは42mmと当時としては大型の時計となりましたが、無事商人の要求レベルを満たし1939年に納品されます。
その数年後、ポルトギーゼという名前が与えられ現在まで続く人気コレクションとなり、ブランドの旗艦モデルとして広く世界中で愛される人気モデルに成長します。
ポルトギーゼは過去様々なマイナーチェンジは行われているものの核となるデザインは現在までほとんど変化せず、オリジナルに近いデザインを楽しめるのも本モデルの魅力です。

シンプルな3針がポルトギーゼではない。実は優れた性能を併せ持つ画期的な「ペラトン自動巻き」機構とは?

IWCの自動巻き機構である「ペラトン自動巻き」とはどんな機構でしょうか??
1944年、テクニカルディレクターとしてIWC社に迎え入れられます。1940年代後半に独自の自動巻き上げ機構を開発。この機構は、彼の名に因み「ペラトン・システム」 と命名されました。
ハートカムの偏心運動により効率よくゼンマイを巻き上げる画期的な機構として登場したペラトン・システムは、傑作メカを数多く輩出。後の時計史に名を刻む有名な技術者達に影響を与えた人物です。
ル・ロックルで時計製造を家業とする一族に生まれたぺラトンは、1944年にシャフハウゼンを拠点とするIWCの技術責任者に就任し、最優先事項として効率的な自動巻き機構の開発に取り組みました。初期の状況について、IWCはこう述べています。「デザインの観点から見ると、ローターの双方向の動きを一方向の巻き上げ運動に変換し、主ゼンマイが緩まないようにするということが難題でした」。当時のシステムのほとんどが、ローターの動きを複雑な変速装置に伝達するか、一方向の動きだけを利用してムーブメントを巻き上げるかのどちらかであり、結果的にはかなりのパワーとエネルギーが失われることになります。

そこでぺラトンは、驚くべき解決策を思い付きました。ローターの中心にボールベアリングや歯車を置く代わりに、中央に軸を取り付けたディスクを設置したのです。この装置が、ローターの回転運動をロッキングバーの往復運動に変換し、次に2つの爪がロッキングバーの動きを巻き上げホイールに伝達します。1つがホイールを引っ張って巻き上げる間、もう一方がホイールの歯の上をなめらかに滑り、やがて交代します。1950年に特許を取得したこの機構は、非常に高い効率性を発揮します。
「ローターの動きがどれほど小さくても、またどの方向であっても、主ゼンマイの巻き上げに活用されます」
原理はかなりシンプルですが、この自動巻き機構は設計技師たちに様々な課題を課すこととなりました。まず、この機構は多様な習慣やライフスタイルを持つ幅広い着用者に対応し、完璧に機能しなければなりません。それと同時に、自動巻き機構の組み立て部品は、ムーブメントにおけるその他ほとんどの部品に比べ、摩耗が生じやすくなっています。例えば、新しいキャリバー52850の場合、「ポルトギーゼ・アニュアル・カレンダー」の2つの香箱を完全に巻き上げるには、2,600回の完全な回転が必要です。ローター自体の重さはわずか5グラム弱ですが、急激な動きによって、部品に重力の5,000倍もの膨大な力が加わることがあります。そのため、振動機構が摩耗しないように、格別の注意を払って保護する必要があるのです。

上記のキャリバーは自動巻きムーブメントの傑作として名高い「Cal.85」。
アルバート・ペラトンの設計によって1950年に誕生に誕生し、多くのモデルに搭載された伝説のキャリバー。
IWC独自のラチェット式両方向巻き上げ機構を搭載し“オールドインター”として親しまれていた1950年代から70年代のセンターセコンド・モデルに数多く搭載された不屈の名キャリバーです。

現代版である名作(IWC自社製キャリバー82200)。
搭載されている堅牢で高品質なIWC自社製キャリバー82200は、耐摩耗性に優れるセラミック製のパーツをペラトン自動巻き機構に使用し、60時間のパワーリザーブを備えます。
少ない動き(動力)でも巻き上げ効率に優れたペラトン自動巻きはデスクワークやあまり実用性を求める方にはうってつけの1本です。さらに摩耗にも優れた「セラミック」を採用する事により、耐久性と実用性を兼ね備えた素晴らしい名作キャリバーです。
IWC「ポルトギーゼ・オートマティック 40」の商品詳細
商品名:ポルトギーゼ・オートマティック 40
品番:IW358304
ムーブメント:自動巻き(IWC自社製キャリバー82200)パワーリザーブ約60時間
ケース:ステンレススティール
ベルト:アリゲーターストラップ
防水:3気圧防水
サイズ:40.4mm
価格:¥1,161,600-(税込)
その他、特徴
パワーリザーブ約60時間
振動数 28’800 回/時 (4 Hz)
秒針停止機能付きスモールセコンド
ペラトン自動巻き機構
両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
サファイアガラスのシースルー裏蓋
投稿者:村上








