【Glashütte Original】ドイツ時計の聖地・グラスヒュッテ 180周年

【Glashütte Original】ドイツ時計の聖地・グラスヒュッテ 180周年 - Glashütte Original

皆さまこんにちは、oomiya心斎橋店の長野です。
2025年、ドイツ・サクソニー州の小さな街「グラスヒュッテ」が、時計づくりの歴史180周年を迎えます。スイス・ジュネーブと並び称される時計の聖地として知られるこの地は、1845年、フェルディナント・アドルフ・ランゲが時計工房を設立したことから始まりました。そこから数多くの職人や工房が集まり、ドイツ精密時計産業の礎を築き上げていきます。

伝統と革新が息づく街

【Glashütte Original】ドイツ時計の聖地・グラスヒュッテ 180周年 - Glashütte Original

グラスヒュッテの時計といえば、美しい仕上げと精緻な機構が魅力です。なかでも特徴的なのは、安定性と美観を兼ね備えた「3/4プレート」に始まり、受け板にストライプ装飾を施した「グラスヒュッテ・リブ仕上げ」、職人技によって深い青を表現する「ブルースティール針」、そして精密な調整を可能にする「スワンネック緩急針」といった伝統的な要素です。これらは決して飾りではなく、精度や耐久性を高めるための必然から生まれたもの。だからこそ、グラスヒュッテの時計は「機能美」という言葉にふさわしい存在となっています。

グラスヒュッテ・オリジナルの現在

【Glashütte Original】ドイツ時計の聖地・グラスヒュッテ 180周年 - Glashütte Original

ドイツ統一後、伝統を受け継ぎながら誕生したグラスヒュッテ・オリジナルは、現在も自社一貫製造を徹底。ムーブメントの開発から外装製作、文字盤に至るまで、自社で完結する体制を持つ世界でも数少ないマニュファクチュールです。

例えば、セネタ、パノコレクション、そしてダイバーズウォッチのSeaQなど、現代のライフスタイルに溶け込む多彩なコレクションを展開し、伝統と革新のバランスを見事に体現しています。

180周年、そして未来へ

【Glashütte Original】ドイツ時計の聖地・グラスヒュッテ 180周年 - Glashütte Original

180周年という節目は、ただの歴史の積み重ねではなく、次の世代へ受け継がれる「文化」としての意味を持ちます。グラスヒュッテの時計は、単なる時を刻む道具ではなく、ドイツの職人精神や美学が結晶した芸術品です。 

これから先の10年、20年、そして200周年に向けて、グラスヒュッテ・オリジナルがどのような革新を見せてくれるのか。私たちも大きな期待を寄せています。

ドイツ時計の真髄を味わうなら、この180周年のタイミングはまさに絶好の機会。ぜひoomiya心斎橋店で、その精緻な魅力をご体感くださいませ。
記 長野