【IWC】ヴィンテージウォッチ Cal.185 約半世紀前のIWCが再び時を刻む ~大切な想いを未来へ繋ぐ修復~

皆様、こんにちは。
いつもoomiya心斎橋店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、約半世紀前に製造された【IWC】の「ヴィンテージウォッチ Cal.185」の修理についてご紹介させていただきます。

こちらの時計は、お客様がご家族から受け継がれた大切な一本。
「これからも大切に使い続けたい」
そんなお客様の想いから、今回の修理をご依頼いただきました。

※お客様に撮影・ブログ掲載の許可をいただいております。

約半世紀の時を経て再び美しい姿へ

長い年月を経た時計には、経年による劣化や傷みが見られる事があります。
今回、お預かりした時計もこれから先、安心してご愛用いただけるようスイス本国にて修理を実施いたしました。

まずは修理前の状態をご覧ください(下記写真)。
非常に綺麗な状態で大切にご愛用されていたことが外観からも伝わってきます。
しかし、約半世紀という長い年月を経た時計ということもあり、文字盤には経年による染みや塗装の剥がれなどが見受けられます。

【IWC】ヴィンテージウォッチ Cal.185 約半世紀前のIWCが再び時を刻む ~大切な想いを未来へ繋ぐ修復~ - IWC

今回実施した修理内容は以下の通りです。

【今回の修理内容】
・オーバーホール
・時分針交換
・リューズ交換
・文字盤の仕上げ直し
・ベルト交換
・クリーニング(ケース)

なかでも注目していただきたいのが、文字盤の仕上げ直しです。
今回の修復では、文字盤表面の塗装を一度全て剥がし、ゴールド調のグラデーション塗装を一から施しています。
さらに、ローマ数字のインデックスも改めてプリント加工することで当時の美しいデザインを表現しています。
上記、修理前の写真と比較すると、その違いは一目瞭然です。
美しいグラデーションや繊細なローマ数字のインデックス等、約半世紀前の時計とは思えない程の仕上がりとなっています。

【IWC】ヴィンテージウォッチ Cal.185 約半世紀前のIWCが再び時を刻む ~大切な想いを未来へ繋ぐ修復~ - IWC
【IWC】ヴィンテージウォッチ Cal.185 約半世紀前のIWCが再び時を刻む ~大切な想いを未来へ繋ぐ修復~ - IWC

また、時分針やリューズについても当時と同等の仕様のパーツが採用されており、オリジナルのデザインを損なわないように配慮されています。

単に時計を動く状態へ戻すだけでなく、当時の美しさまで蘇らせる。
長い年月を経た時計に対しても、ここまでの修復が行われることに【IWC】の時計づくりに対する姿勢と技術力を感じます。

時計と共に受け継がれる想い

高級時計の魅力は、単に時間を確認するための道具ではないという事。
大切な人が身に着けていた時計を受け継ぎ、今度は自分自身がその時計と共に時間を重ねていく…。
そこには、新しい時計を購入する事とはまた違った、特別な価値があるのではないでしょうか。
今回の修理を通じて、時計そのものだけでなく、ご家族の大切な想いも次の世代へと繋いでいく。
そんな機械式時計ならではの魅力を改めて感じる事が出来ました。

大切な時計をこれからも

【IWC】では、長い年月を経たヴィンテージウォッチについても、状態に応じた修理や修復を行っております(永久修理)。
こうした長期にわたるアフターサービスへの取り組みも【IWC】が長年愛され続けている理由の一つだと思います。

ご家族から受け継いだ時計や、長年愛用してきた思い出の一本。
「古い時計だから修理できないかもしれない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

大切な時計が、これから先も時を刻み続けられるように。

oomiya心斎橋店では、皆様の大切な時計を末永くご愛用いただくためにお手伝いをさせていただきます。


投稿者:原
撮影者:伊藤