【ジラール・ぺルゴ】「ロレアート」と「ロレアート フィフティ」何が違う?
皆様こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は【ジラール・ペルゴ】を代表するモデル「ロレアート」について、少し掘り下げてご紹介したいと思います。
というのも、最近ロレアート フィフティをご覧になったお客様から「全体的に良くなって値段もあがったのはわかるけど、具体的に何が違うのかわからない」というようなお声を多々聞くようになり、私自身も進化したと前々からお伝えしておりました。
八角形のベゼルに、一体型のブレスレット。
ロレアートを象徴するクル・ド・パリの文字盤。
ぱっと見ただけでは、「同じロレアートじゃないの?」と思われるのも少なくありません。
私自身、改めて2つを見比べてみると違いを感じる部分がたくさんありました。
今回はそんな「ロレアート」と「ロレアート フィフティ」の違いをスペックだけではなく、実際に時計を見て感じるポイントも交えながらご紹介していこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!
そもそも「ロレアート」とはどんな時計?
簡単に歴史のおさらいです!
まず、ロレアートが誕生したのは1975年。
昨年で50周年を迎えたと聞くと、その歴史の長さに改めて驚かされます。
ロレアートといえば、やはりこの特徴的なデザイン。
八角形のベゼルとラウンドケースを組み合わせた独特のフォルムに、一体型のブレスレット。そして、文字盤に施されたクル・ド・パリ。この組み合わせは、他の時計にはない「ロレアートらしさ」を作り上げています。
スポーティーなのに、どこか上品。存在感はあるのに、嫌味がない。個人的には、このバランスの良さがロレアートの魅力だと思っています。


50周年を迎えた「ロレアート」
そして2025年、ロレアートは誕生から50周年という大きな節目を迎えました。
その記念として登場したのが、「ロレアート フィフティ」です。
ここで面白いのがロレアート フィフティだからといってデザインを大きく変えていないこと。
「50周年だから、全く新しいデザインにしました!」ではないんです。
むしろ、「ロレアートはロレアートのまま、次の時代へ進もう」という考え方が伝わってきます。
このあたりは、実際に時計を見るとより感じやすいかもしれません。
見た目は似ている。でも、中身はかなり違います。



やはり大きな違いはムーブメントです。
ロレアート フィフティには新たに開発された「GP4800」系ムーブメントが搭載されています。ここはロレアート フィフティを語るうえで外せないポイントです。シリコン製のエスケープメントや可変慣性テンプを採用するなど、現代の高級時計らしい技術が盛り込まれています。
こういう話をすると少し難しく聞こえてしまいますが、簡単に言えば、「ロレアートの外見だけではなく、時計の心臓部まで新しくなっている」ということです。
「50周年記念モデルだから特別」だけではなく、ロレアート フィフティという名前から「50周年だから作られた特別仕様なんだな」と思われる方も多いと思います。
もちろん、それも間違いではありませんが、実際に内容を見ていくと、それだけではないことが分かります。
ケースは薄くなり、ブレスレットも装着感を考えた設計に。さらに微調整機能も備えています。
時計って、スペック表を見ているだけでは分からないことが結構あります。
実際に腕に乗せてみると、「この薄さ、いいな」とか、「ブレスレットが手首に沿いやすいな」と感じることがあります。
ロレアート フィフティはそういう毎日使うときの感覚までしっかり考えられている印象があります。



そして、個人的にぜひ見ていただきたいのが文字盤です。
ロレアートといえば、あの独特なクル・ド・パリ。
細かな模様が光を拾うことで、文字盤に立体感が生まれます。ロレアート フィフティでは、さらにグラン・フー・エナメルを組み合わせたモデルも登場しています。
エナメル文字盤は、何度も高温で焼成する必要があり、完成するまでにかなりの手間がかかります。写真で見るのも綺麗なのですが、実物を見ると印象が少し違います。光の当たり方によってブルーの表情が変わり、クル・ド・パリの立体感も相まって、思わず文字盤を眺めてしまいます。こういうところは、ぜひ実物を見ていただきたいポイントです。
ロレアートの「今」と「これから」


今回、改めて通常のロレアートとロレアート フィフティを見比べてみて感じたのは、
ロレアート フィフティは、ロレアートを別の時計に変えたモデルではないということです。
八角形のベゼルも、一体型ブレスレットも、クル・ド・パリも。
ロレアートらしさはしっかり残っています。
その一方で、ムーブメントやケース、ブレスレット、文字盤などは新しい時代に合わせて進化しています。
50年前に生まれたデザインをそのまま守るのではなく、「ロレアートらしさを残しながら、次の50年へ進んでいく」そんな時計に感じます。
通常のロレアートを見るのももちろん楽しいのですが、2本を並べて見比べてみると、フィフティの細かなこだわりがより分かりやすくなります。
私としては「どちらが上」という話ではないと思っています。
通常のロレアートには、長年かけて完成されたロレアートならではの魅力があります。デザインも非常に完成されていますし、「ロレアートが欲しい」という方にとって、とても魅力的な選択肢です。
一方でロレアート フィフティは、「せっかくなら50周年の特別なモデルが欲しい」「新しいムーブメントを使ったロレアートが気になる」「細かな仕上げや文字盤にもこだわりたい」という方には、かなり刺さるモデルだと思います。
ぜひ店頭で実際に腕に乗せて、見比べてみてください。
写真では分からない「違い」が、きっと見つかると思います。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
投稿者:青木

