ダイバーズウォッチの始祖?数多くの逸話と歴史に裏打ちされた、たしかな「名作」ブランパン フィフティ ファゾムス オートマティック

いつもoomiya仙台店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日、常連のS様にブログを見てると言われて大変嬉しくなった村上です。
S様は時計に対しての造詣が深く、いつも時間を忘れるくらい楽しい時計談義をさせて頂いております(笑)
この場を借りて御礼を申し上げます。
今回はS様も気になるブランパン ヴィルレの記事にしようと思ったのですが…ブランパンであれば、ダイバーズかなと思い、記事を書きました。是非最後までご覧いただければ幸いです。
それでは張り切っていきましょう!!やる気がーーーーーーーーーーーー出ますっ!!!(笑)
※某ユーチューバー様のパロディです。ご容赦くださいませ(笑)

ダイバーズウォッチの始祖?歴史的名作の誕生秘話とは?

人類の未到達地点が深海。深海は宇宙の神秘と同じくらいに謎に満ちており、世界中の探検家や研究者が日夜その神秘を追い求めて探求しております。
そんな深海を目指すダイバーたちから厚い支持を得るスイスきっての名門ブランド「ブランパン」。
高機能なダイバーズウォッチをいち早く打ち出した先駆者であり、200年以上の歴史を誇る老舗マニュファクチュールブランド。
そのブランドを代表するモデルが1953年に誕生した「フィフティ ファゾムス」。
時計好きなら、必ず耳にした事がある○○○○のサブ〇リーナかブランパンのフィフティ ファゾムスが先なのか…。
ダイバーズウォッチの始まり論争はもはや時計業界の語り草となっております。
フィフティ ファゾムスの特徴としては頑丈な二重シールのリュウズ、ロック機構付き回転ベゼルなど、その装備は現代的なダイバーズウォッチのお手本であり、世に出回るダイバーズウォッチの「基礎」として採用されております。
フィフティ ファゾムスモデル名は当時の潜水限界深度である50ファゾム(約91.45m)に由来しており、開発にまつわる数々のエピソードは、時計好きのロマンであり、時計ファンを魅了し続ける大きな要因となっております。


「フィフティ ファゾムス」の名を世に知らしめたのは、海洋探検家にして映画監督であるジャック=イヴ・クストー氏。
時計好きならピンとくる名前ではないでしょうか??(笑) IWCアクアタイマーの限定モデルに刻印されてる人です(笑)
※マニアックなら申し訳ございません…
映画の「沈黙の世界(Le Monde du Silence)」において、選ばれた腕時計が、「フィフティ ファゾムス」でした。
「沈黙の世界」は、カンヌ国際映画祭においてグランプリを獲得し作品中の登場人物の手元にも、多くの注目が集まり、世界中から注目が集まるモデルとなりました。
ただ、注目したのはファンだけでは無く、フランス海軍、米国海軍のネイビーシールズ、ドイツやスペインの軍隊に注目され、納入も開始された華やかしい経歴もあります。

デビュー当初から約100mの防水性能を誇りましたが、現在ではその能力を300mまで進化させており、品真はまさに折り紙付きのモデルになりました。

グレード23のチタンを使用。ここまでの仕上げは常軌を逸してるぞ(笑)

素材はグレード23というチタンを採用。なかなか聞きなれない素材ですが、はっきり簡潔に述べると、非常に加工が難しい素材です。
そもそもグレード23チタン(Ti6Al4VELI)は、グレード5チタン(Ti6Al4V)をより高純度に進化させたもので、グレード5チタンの優れた特性をさらに向上させたものです。
グレード23チタンは、グレード5と比較して酸素と鉄の使用量が少なく、低密度でクラス最高の耐食性を備えるなど、優れた機械的特性を備えており、水深300mの海水圧と深海のあらゆる状況に対応しなければならない時計ケースにとって、非常に重要な素材という事にもなります。※水深300mまで潜れる超人の方がいらっしゃいましたら、村上まで(笑)
グレード23のチタンは生体適合性(アレルギー反応)にも優れているため、医療用や歯科用としてもベンチマーク素材として扱われております!

人工関節(およびその他の医療用インプラント)から外科用メスに至るまで、あらゆる産業分野で使われるプロフェッショナルの為の素材という見方もありますよね。
時計産業ではほとんど使用されておらず、難易度が非常に高い多くの機械加工を必要とします。
あまりに硬い為、ポリッシュのマシンが壊れる事もあり、削りカスで発火の危険もあるという…なんとも時計屋泣かせの素材です。
ただ、そこは名門「ブランパン」の技術を駆使し、この美しい仕上げはさすがの一言!!
常軌を逸した仕上げは僕の文章力では伝えられないほどに素晴らしいです。

やっぱりムーブメントも凄かった。キャリバー 1315は素晴らしい!!

フィフティ ファゾムス オートマティック「 Ref:5010-12B30-B64B」の心臓部に搭載されてるのが「キャリバー 1315」です。
比類なきクロノメーター性能を誇るこのムーブメントは、設計から製造、組み立て、調整までをすべて自社製。
また、ストップセコンド機能を搭載しているため、極めて精度の高い時刻合わせが可能です。
なんといっても特筆すべきは以下の3点ではないでしょうか??

1,シリコンヒゲゼンマイ
まずは、シリコン製のヒゲゼンマイが採用されている事についてです。
シリコン製ヒゲゼンマイは従来のヒゲゼンマイで課題とされていた磁気耐性・温度変化耐性・経年変化の抑制という点で優れています。
従来の 金属製ヒゲゼンマイだど、どうしても磁石の力を帯びてしまったり、急激な温度変化で変形してしまいましたが、シリコン合金になる事で、よりプロ仕様(潜水・磁気・温度変動など多重ストレスが想定される)で信頼性を高める事ができます。

2,フリースプラング
フリースプラングは、緩急針を持たず、テンワに付いたマススクリュー等で慣性を変えて精度を調整する方式の事です。
従来の緩急針だと衝撃によって位置がズレてしまい精度が変化してしまう事がありましたが、フリースプラングを採用している事で、より影響を受けにくくなっています。
プロ仕様のフィフティファゾムスには最適な技術ですね。

3,トリプルバレル
3つの香箱を直列接続することで、エネルギー供給を長時間にわたり安定化させ、5日間(120時間)ものパワーリザーブを実現しています。 
この長駆動力は、日常装着から長期未使用状態への備えまで考えた現代機の実用性を示しており、ダイバーズウォッチとしての連続稼働性・信頼性にも寄与しています。
これら3技術が揃っている点で、Cal. 1315はただ長持ちというだけでなく、「精度・耐環境・装着性」という複合的な性能を備えたムーブメントに仕上がっています。
高級時計製造の伝統に則って、NAC(プラチナ合金)コーティングが施された18Kレッドゴールド製のローターを備えており、そのデザインは1953年のオリジナルモデルのローターにヒントを得た作りは古き良き伝統と現代の技術を掛け合わせ素晴らしいキャリバーです。

フィフティ ファゾムス オートマティック Ref:5010-12B30-B64Bの商品詳細。

ブランパン
フィフティ ファゾムス オートマティック
品番:5010-12B30-B64B
ムーブメント:自動巻き(自社製キャリバー1315)
ケース素材:チタン
ベルト:ラバーストラップ
防水:30気圧防水
サイズ:42.3mm
価格:¥2,805,000-(税込)


投稿者:村上